* 物語構成と執筆のための100の質問 *
【前半】

 この質問のデータはこちらからお借りしてきました→ http://skycastle.k-server.org/story100/


面白そうなので答えてみました。イヒ。
作品は別々に答えるのが面倒なので『五国志異簡(以下五国志)』『聞き人』、裏の『忍行脚道中記(以下道中記)』同時に答えてます。
それぞれ片方しかしらない人はすみませんです。
ちなみに『五国志』と『道中記』については現在連載中なので未公開部分の核心に迫る質問には答えてません。
前半でネタバレになりそうな部分は反転にしてあります。


まずはあなた(作者)に関することをお尋ねします。
Q1.あなたのHN、またはPNは?
竹柳しらてです。

Q2.筆歴を教えて下さい。
うーんと、初めてまともに書いたのは高校生の時だから・・・2010年現在でようやく8年くらい?
公開してる分で完結しているものを挙げると

2002     :『聞き人』(初めての作品)
2003     :『五国志』慶篇
2005~2006:『道中記』1話
2006~2008:『五国志』堯篇
2006~2007:『道中記』2話
2008~2010:『五国志』喬編
2009~2010:『道中記』3話
2010     :『道中記』4話

公開してない分で、自分だけが楽しむような作品だと、もっとありますが。

Q3.得意なジャンル、キャラクターはありますか?
ジャンルは
和風・中華風。特に歴史・時代系です。
歴史ものは日本・中華ともに古代。
近代・現代ものはそんなに得意じゃありません。

キャラクターは・・・うーん?
男性キャラクターの方が比較的書きやすいってくらいでしょうか。
自分がかっこいい系が好きなので、かっこ悪い主役はあまり書けません。
あと特殊能力者。
得意というより趣味かな。

Q4.執筆は手書き派? それともPC派?
PC派です。手書きは苦手。削ったり修正したり加えたり簡単にできないし。
まずPCの前じゃないと、やる気が起きない。
あとPC画面の方が、書きながら自分で確認しやすいんです。
さらに私は、脳に思いつくままをドバーッと書き出す傾向があるので、手で書いていると間に合わないんです。間に合わないと、書こうと思っていた文章を忘れてしまうので、やっぱりPCじゃないと駄目ですね。

Q5.主に執筆に使用するソフト(ワード、一太郎、メモ帳など)はなんですか?
Word一筋です。しかも拘りがあって、2000年版。
それ以外は新しくても旧くても使いづらいのです。

Q6.プロットは立てる人? 立てるとしたらどの程度立てますか?
全く立てません。

つか立てられないんです。昔から計画表立ててもその通りにはできなかったタイプです。むしろ立てるとやる気がなくなるという・・・。
いつも行き当たりばったりです。細かな場面展開も伏線も全部書く作業と同時進行で考える。初めから構想しているのは一部分で、大半はひらめきですね。

私の場合、最初に断片的に見せ場(シーン)が思いついて、その点と点の間をつなげるように物語を書きます。線にする作業と言ってもいいです。
もちろん漠然とした全体像は頭にありますが、細かいところはその場その場で作り上げます。トイレとかお風呂とか寝る前とかどこでも妄想しまくり。

だからしばしば自分で物語を頭から読み返して展開をチェックしたり、必要な部分(時間経過や場所の移動経過)などをメモらなきゃいけない羽目になります。
おかげで設定忘れがものすごく多くてサイテーです。
でもこのやり方だけは直せないんです・・・

Q7.よく使ってしまう表現、言葉の癖などはありますか?
一時期悩んだのは『よう(だ・な)』ですね。
あとは『心中で呟いた』とか『胸中で舌打ちをした』。
『笑みを浮かべた』『微笑した』『苦笑した』もうっかりすると連続するし、『見た』『見やった』『目を向けた』などの視覚に関する表現も多い。
その他一杯あります。なるべく類語辞典とか使って重複しないように注意するんですが、あまり難しい表現を使うのもアレなので、なかなか言い換えに苦しむところです。

Q8.文章中で日本語を正しく使えている自信、ありますか?
怪しいです。
基本的に注意はしています。あやふやなものは国語辞書を引くようにしてますし、わざと正規とは違う使い方をさせている所もあります。でも勘違いしている語彙の存在も否定できません。何せ「須らく」を「全て」だと誤認していたくらいですから。ホホ
どこかに間違いがあったら直してください。

Q9.速筆、遅筆、あなたはどちら?
どちらとも言えません。
書き出すまでが長いし、書き始めたら速い。

基本的に短期集中型です。8,000字までのレポートなら1日で仕上げてました。そんな私は夏休みの宿題を溜め込む派。
小説だと大体一日で書く量は平均34行×40字の7ページだから・・・9,500字程度ですね。
しかし孟スピードで打つので、誤字脱字がヒドイ。

Q10.読者からあなた(作者)についてよくいわれることは何かありますか?
私個人に関しては特になかったと思います。笑



それでは物語の構成に入りましょう。
最初に、その物語について基本的なことを教えて下さい。
Q11.その作品のタイトルを教えて下さい。
作順に。
『五国志異簡~風追い人~』
『聞き人』
『忍行脚道中記』

Q12.主人公についてどうぞ。
『五国志』:ウーミンという一兵卒(二十半ば)
『聞き人』:特殊能力を持った只者じゃない男子高生。
『道中記』:雷蔵という元忍びの法師(28)

Q13.舞台となる場所についてどうぞ。
『五国志』:異世界の中華風の大陸。無難に『東の大陸』と呼んでいます。
『聞き人』:現代日本の高校。
『道中記』:戦国時代の日本。

Q14.その物語を5W1Hで簡潔に表すと?
5W1Hというと、
「Who(誰が)When(いつ)Where(どこで)What(何を)Why(何のために)How(どのようにして)」したのか、ということですよね。
ネタバレになる部分があるので反転にしておきます。

『五国志』
Who:主人公が
When:乱世(今現在)の
Where:戦場で
What:戦況を
Why:自分が才を投じるべき勢力を探すため、ひいては主君に天下を取らせ、乱世を終結させるため
How:自分の天性の才を利用し、影で密かに動いて与する組織(人)を優勢に導く

『聞き人』
Who:主人公が
When:万年
Where:どこでも
What:霊を
Why:正しい道に導くため
How:霊の話を聞くことで浄化する

『道中記』
Who:主人公+その他が
When:その時々に
Where:色々なところで
What:旅をしながら
Why:特殊な過去や能力(秘伝)のせいで
How:刺客に狙われたり厄介事に巻き込まれては切りぬける

Q15.ぶっちゃけどんな物語になる予定ですか?(悲しい話、楽しい話など)
上のような話になる予定(答えになってない)
そうですね、『五国志』はスカッと爽快な話を目指せたらいいなとは思います。
『聞き人』は不思議な雰囲気で。『道中記』はファンタジーな時代劇っぽく。

Q16.その物語の紹介文を書いてみて下さい。
『五国志』:
かつてとある東の大陸に、覇を争う五つの国があった。
彼らは天下の覇権をかけ激しく争いあう。
そんな乱世の最中、策謀と武勇渦巻く戦場に、ひとりの名も無き兵士がいた。
一見間抜けなように見える彼の行動がしかし戦局を意外な方に導き――…
一兵士の視点から描く、ちょっと変わった戦記。
三国志の世界観を元にした中国史風ファンタジー。


『聞き人』:
聞き人という者がいる
闇を駆り、闇に息づくモノ達の声を聞く者がいる
時に埋もれながらも彼らは今なお細く伝い受け継がれる
――忘れ去られた古の部(べ)の物語


『道中記』:
かつて山城国に『薬叉』と呼ばれる忍がいた。あらゆる薬と幻術に通じ、その能力と非情さをもって懼れられた彼の忍は、やがて里の崩壊と共に『あるもの』を携え姿を消す。
そしてその十年後、楽器を背に行脚する奇妙な法師の姿があった。
襲いかかる透波、事件へと誘う手。〈秘伝〉とは何なのか。逃れられぬ運命と因縁に、否応無く絡めとられてゆく――忍術と呪術が織りなす戦国時代小説。


Q17.その物語の「ウリ」はなんだと思います?
うーん言っちゃっていいのかな。
今更かもだけど反転↓

『五国志』:一兵卒が、人知れず密かに所属している軍を勝利に導いていく・・・つもりなんですが、上手くできているか分からないです。
『聞き人』:不思議さと設定
『道中記』:主人公および周辺人物の特殊な過去と能力・・・でしょうか。

Q18.その「ウリ」を出すために自分はどうするべきだか、明確に考えはありますか?
『五国志』:ひたすら研究室に籠もって史料と格闘しながら勉強するのみです。
『聞き人』:幻想ホラーを色々読んでみる。昔話を読む。想像力を働かせる。ってすでにやっていますが。
『道中記』:ひたすら妄想。

Q19.細かいあらすじが決まっているのはどのあたりまでですか? 起承転結で答えてみて下さい。
『五国志』:第1話~第3話まで完結。第4話は今のところ頭の中におおまかなストーリーだけ。
『聞き人』:完結済み。
『道中記』:第1話~第4話まで完結。第5話は頭に中だけ起承転結が決まってます。

Q20.今現在、執筆が終わっているのはどのあたりまでですか? 起承転結で答えてみて下さい。
『五国志』:第3話まで。
『道中記』:第4話まで。




もうちょっと突っ込んだところ聞いてみましょうか。
まずは、キャラクター編です。
Q21.登場人物は総合で何人になる予定ですか?
『五国志』:
メインキャラは1話につき、主人公を含め2~3人。
敵対するキャラが1~2人。
三国志っぽい雰囲気目指しているので、基本的に人数だけは多いです。でも殆ど名前だけの奴とかモブで、本当に重要どころは数人だけです。

『聞き人』:
主役・準主役・レギュラーの三人。

『道中記』:
メインキャラは1話につき、主役+レギュラー1人+イレギュラー1~2人の計3~4人。
レギュラーは1話ごとに交替交替です。


Q22.その全部に役割がありますか? 削る必要のありそうなキャラっています? ※削る=登場中に殺す、死ぬの意味ではなく、純粋に登場自体をやめさせる意。
モブや端役を抜かせば、それなりに役割はあります。一度レギュラーや準レギュとして出したキャラは、削らない主義です。大体必要に迫られて作り出すので、意味なくキャラを出したり引っ込めたりはしません。ただしだからといって活躍の場があるとは限らない。酷いときは作者に忘れ去られてます。

Q23.主人公は、どのような点で「主人公」だと思いますか?
まずは視点でしょうが、実際モノローグの有無や多さは主人公と必ずしも直結しないですね。あと作者自身の意識。主人公だと作者が思って書いている限り、そのキャラが主人公です。
シリーズものなら、やはり核になる人物が主人公かな。

Q24.客のつかみはバッチリだぜ! と思えるような萌えが主人公にありますか?
う、うーん・・・そもそも萌えというものがあるのか・・・。ありますか?(訊くな)
ただ『五国志』は主人公が好評なので、そういう意味では掴みはバッチリだぜ!

Q25.客のつかみはバッチリだぜ! と思えるような萌えを持つ脇役、います?
『五国志』はオッサンばっかだからな・・・。主人公以外では智箋に反応があったのは作者的には驚きでした。
『聞き人』と『道中記』は特に反応ないからなぁ。

Q26.主人公やキャラの過去や未来は決めてます? 決めているならちょっぴり教えて下さい。
決めてますよ。物語が完成してからサイト公開までの間はそればっか考えてました。ウフ
ちょっぴり? ではすでに物語に出した部分だけちょっぴり。

『五国志』→流民。少数民族。武術と仙術を教わった師がいる。昔は海辺の村に暮らしていた。背中に大きな傷痕がある。
しかし早くも構想と矛盾が出てきていることはナイショ。そのうちこっそり修正するかも・・・(最低である)

『聞き人』は本稿の後書きに書いてありますが、簡単にまとめると
『聞き人』という古来からある霊力者の一族で一家の当主・能力が高くはなく、過去はコンプレックスに悩まされていた。

『道中記』は裏なのであまりここで公開すべきじゃないかもですが
先住民族。忍軍『京里忍城』の生き残り。〈秘伝の書〉の当代継承者。神楽器を操る審神者。

Q27.それはこの物語にどのように絡んでくるのでしょう? ネタバレギリギリまで教えて下さい(作者いぢめ)
反転って便利な逃げ手段ですよね。
『五国志』→主人公の信念や、実際に行動を起こす際の材料と手段として。
『聞き人』→どう絡むも何も、この設定がないと物語が始まらない。
『道中記』→物語の根幹。すべての出来事がここに起因しています。

Q28.主人公の性格を簡単に教えて下さい。
『五国志』→基本的に陽気で楽天家。酒・博打・女の3点セットが人生の楽しみ。人が好き。
『聞き人』→ドライと見せかけて、単に無頓着な性格。
『道中記』→表向きいつも朗らかで人当たり良く物腰柔らか。けれどその実かなり大雑把で物事に極めて淡白。

Q29.その性格がどのように物語に絡んでくるのでしょう? ネタバレギリギリまで気張ってどうぞ!(作者虐待)
『五国志』→うーん、ネタバレっつか・・・すべてにおいての原動力かな?
『聞き人』→ぶっちゃけ全然絡まない。
『道中記』→物語の進行(あるいは時間の経過)が色んな意味で変化に繋がっている・・・ような。

Q30.主人公、色々な意味で「特別」ですか? それともあえて「平凡」ですか?
「平凡」なんだけど「特別」。ムフン。



そのキャラクターたちが活躍する場所をお尋ねしましょう。
次は、舞台編です。
Q31.舞台となる場所のモデルはありますか? また、それはどこですか?
『五国志』:あります。後漢末の中国大陸。
『聞き人』:モデルっつーか普通に現代日本。
『道中記』:モデルっつーか普通に戦国時代の日本。

Q32.どの程度モデルについて調べました?また、どの程度その知識を生かしていくつもりですか?
『五国志』:
趣味に毛が生えた程度は調べたと思います。一応専門でもあるので。
専門の方で得た知識を生かしつつネタになりそうなのを物語に盛り込ませ、逆に物語のために調べたことでネタになりそうなのを専門の研究の方に生かしつつ・・・

『聞き人』:
調べるもなにも、現在自分が生活しているところですから。笑

『道中記』:
元々専攻だったはずなんですけどびっくりするくらい何も調べてません。
実は戦国時代は日本史の中で近現代史の次に興味がなかったりします(おい)
大体は今までの専攻で学んだ知識や読んだ本とかで想像してまかなっている感じ。
でも細かい情勢やらなんやらその都度必要に応じて適当に資料を参考にしてます。

Q33.作者萌えでもこの際構いません。この舞台に萌えはありますか?
『五国志』:作者萌えでごめんなさい。あります。後漢~三国時代は涎が出るほど大好きです。ハァハァしちゃう(変態がいる!)
『聞き人』:これで萌えてたら日々生活が楽しそうですよね。ありません。
『道中記』:戦国時代ファンの方ごめんなさい。本当はあんまり興味ないです。

Q34.その物語の舞台からどんな空気が感じ取れればいいと思っていますか?
『五国志』:うーん、乱世の殺伐さと、それが故の生の輝き、かなぁ。三国志な空気☆とかおこがましいこと言いませんよ。
『聞き人』:現代なんだけど、影に潜むモノたちも息づいている、という空気かな。
『道中記』:忍びのバトルとか呪術バトルとか。

Q35.この物語はその舞台がなければ成立しないと思いますか?
成立しませんね。

Q36.世界観を説明するエピソードが物語の中にちゃんと組み込まれていますか?
『五国志』:盛り込んでいるつもりです。しかし若干説明的すぎて(あと学術寄り?)で退屈の原因になっているんじゃないかとビクビクです。
『聞き人』:必要なし。
『道中記』:基本的に必要なし。あとはフィーリング。

Q37.難解な言語などが登場する舞台である場合、その裏は取れてますか?
『五国志』:
モチーフがモチーフなので、基本的に裏を取ってから(調べてから)出すことにしてますから、その点は大丈夫。
ただたまにオリジナルの要素を取り込んだり、他時代の情報を混ぜ込んだりしてます。

『聞き人』:必要なし。

『道中記』:「これは調べておかないとまずいな」と思ったものに関してはある程度調べています。

Q38.特殊な職業(芸術家、警察、魔法使いetc)が出てくる場合、その裏は取れてますか?
『五国志』:三国志が元ということもあり、そのあたりはそれなりに気を遣ってますので、大丈夫かと。
『聞き人』:オリジナルの職業なので、裏を取る必要なし。
『道中記』:現代ではほぼいないファンタジックな職種なので、想像で許されるかと。

Q39.世界観、適当と答えた方もしっかり裏を取ったという方も、巧く嘘をついていくことができそうですか?
『五国志』や『道中記』はその道に詳しい人が見たらボロがバレるかも。

Q40.「……自分、もしかして設定に溺れてる?」と考えたことが一度でもある?
そういや、あまりそれは考えたことなかったです。
設定考えることは好きだけど、溺れているかどうかは・・・
使えそうにもないムダ設定ばかり増えていきますけどね。



さらに入り組んで聞いてみましょうか。
物語の中心になる事件についてお尋ねします。(あくまで「予定」で結構です)
Q41.どんな事件なのか、さわりだけでいいので少し教えて下さい。
『五国志』→戦。(さわりすぎる!)
『聞き人』→怪奇事件
『道中記』→奇妙な事件

Q42.それはありふれた事件だと思いますか? 思うとすれば、目を惹く何かがその中にありますか?
『五国志~』→ありふれてます。現在過去変わらずに。
かなり多くの人が好きなテーマだと思います。

『聞き人』→ありふれていたら困りますね。そうなったら最早怪奇とは言えないです。
ん? ある意味世界中には溢れているのかな??

『道中記』→とってもフィクションでファンタジーです。

Q43.実はわざとありふれた事件を選んだ確信犯だったりして?
『五国志』についてはもちろん。中国乱世好きな人を引っ掛けるために。笑

Q44.ちゃんと考えている枚数で事態は収拾できそうですか?
『五国志』はむしろ考えている枚数までに延ばす方に苦労してます。
『道中記』は勢いと行き当たりで書いているので特に制限はありません。

Q45.その事件でよもや主人公以上に脇役が目立っちゃうなんてこと、ありません……よね? ね?
ハハハ、まさかそんなことありませんよ~ぅ
・・・ありません・・・よね? ね?
・・・すみません、『五国志』は脇役が目立ってます



もう書き終わっているところに関してお聞きします。
起承転結の「起」。冒頭について教えて下さい。
Q46.印象深い台詞や引用文を一つでも冒頭に登場させましたか? あるとしたらそれはどんな文章?
『五国志異簡』なら
「これは彼ら英雄が織り成す豪勇と智謀を綴った伝記――――ではない。
もっと小さな、領地も権力も軍も持っていない一介の兵士の物語である。」


『聞き人』だと
「聞き人という者がいる」
から始まる一連の部分ですね。

『道中記』はなし。

Q47.ゆるやかに入る導入にしましたか? それともどんと事件を出して読者を引きずる導入にしましたか?
『五国志異簡』なら1話も2話も後者です。3話はどっちかな。
まあ基本、いきなり戦場で闘ってますとか、いきなり脱走で襲撃、とかです。

『聞き人』はどっちだろう・・・前者かなぁ。

『道中記』は・・・1話と3話は前者で、2話と4話が後者といえるかも。

Q48.上記の導入方法にして正解だったと思う? またそれはなぜ?
正解かは分かりませんが、書き始める上で難なく滑り出てきた文なので、自分的には満足しています。

Q49.着実に主人公の性格や世界観を説明しながら進んでいますか?
『五国志』や『道中記』はそのつもりでいるんですが、読み手がどう感じられているかは分かりません。

Q50.冒頭だけ見れば、自分の物語は大分上出来だと思う?
一概には言えませんね。でも『聞き人』は冒頭が好評でした(友人に)。



では、最後に物語の裏側、地道な努力について教えて下さい。
まずは文章表現について聞いてみましょう。
Q51.とりあえずこの物語に関しての質問です。どのような文章にしたら物語が際立つと思いますか?
『五国志』:
シャープでドライでストイックで男味に溢れ、でも時折熱い感じかな(何それ)。書き手の性別の匂いはなるべく出さないように気をつけてはいますが、心理描写はどうしても女性的な見方になっている気がします。

『聞き人』:
あまり凝った言い回しをせず、シンプルに纏めることかな。分かりやすさには拘りません。ああいうジャンルは、分かりやすく書きすぎると、逆に雰囲気を台無しにするので。

『道中記』:
切れ味のあるバトルとか駆け引きとかでハラハラどきどきスリル満点にできれば。


Q52.文章のページ配分って決めたりしますか? 決めるとすればどのように?
『五国志』:大体1章を7ページ(34行×40字)を目安にしてます。いつもそれくらいで一区切りつくからです。
『聞き人』:何にも考えてなかった。
『道中記』:何にも考えてません。スクロールのサイズと区切りのいいところとの塩梅で決まります。

Q53.例えば何かを象徴的に使って伏線張ったりしてますか?(回答はネタバレ危機のためYes or NoでOK)
『五国志』→YES。そこはかとなく伏線は張ってますよ。拾うの忘れがちだけど。
『聞き人』→NO。
『道中記』→どちらかといえばYES。

Q54.一番力を入れている描写はなんですか?(心理、風景、人物etc)
『五国志』→心理描写と戦略と格闘シーン。
『聞き人』→うーん・・・歌かな。
『道中記』→戦闘シーンと蘊蓄。

Q55.また逆に、(故意・苦手問わず)力を入れていない描写はなんですか?(心理、風景、人物etc)
その時々の仕草とか風景とか社会背景かなぁ。入れてないというより、肩に力を抜いて書いています。じゃないと全体がコテコテになっちゃうから。



これ無しには物語は語れない、物語の影の主役? についての質問です。
伏線についても聞いてみましょう。
Q56.伏線のありようについてあなたの考えは?
あった方が面白いですね。読み手としても「ん?これは・・・」と推理する楽しみがあるし、伏線だったと分かれば「やられた!」とニヤリとなるし、書き手も巧みに読み手の意表をつけると気持ちいいし。
ただ拾い忘れにだけは注意。絶対にやっちゃいけないですね・・・(遠い目)

Q57.ダミーの伏線、あるいは気づかれるべき伏線も張ってますか?
『聞き人』ならダミーの伏線はあります。
『五国志』にはありません。そこまで頭回らないのもあるけど、そういうタイプの物語じゃないっていうのもある(これは史劇もの見慣れている人なら分かると思うけど)。気づかれるべき伏線は、そうだなぁ。主人公の本性くらいかな。
『道中記』は各話ごとにって感じ。2話と4話にはそれにカウントできるものがあります。

Q58.今までに張った伏線、すべて思い出せます?
うーん、自分では思い出せているつもりなんですが、読み返したら、忘れているのもありそう・・・

Q59.伏線は繰り返し張りますか、それとも一度張ったらおしまいですか?
ケースバイケースです。
『五国志』の1話は一度きりが多かったし、2話は繰り返し匂わせているのもある。3話はそんなに伏線は出てこないと思います・・・と言いながら結構出て来てました。
『聞き人』なら繰り返しかな。
『道中記』も結構繰り返しているかも。

Q60.最後まで謎に責任を持てる!と自信を持って言えますか?
言えます!多分



以上60問、ここまでが公開分です。
これから次40問は、ネタバレ篇。後半に続きます。
本作未読の方は要注意。


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